AWS Certified Solutions Architect – Associate(以下、SAA)に合格した時の話です。

結果は730点。合格ラインの720点をわずかに上回る、ギリギリの合格でした。
今回の学習期間は約1か月。使用した教材は、問題演習サイトの「Ping-t」のみです。
正直なところ、試験終了時点では「これは確実に落ちた……」と思っていました。
それでも、なんとか一発合格することができました。
この記事では、実際に行った勉強方法や試験当日の手応え、合格して感じた反省点について紹介します。
これからSAAを受験する方、特に基本情報技術者試験に合格していて、次にAWS資格を取得しようと考えている方の参考になれば幸いです。
SAAの難易度は?基本情報技術者試験との比較
私が実際に受験して感じた難易度は、基本情報技術者試験よりも少し難しい程度でした。
ただし、試験で求められる理解の仕方には大きな違いがあると感じました。
基本情報技術者試験の科目Aについては、用語や仕組みを覚えることで対応できる問題も多く、暗記を中心とした学習でもある程度の得点を狙えます。
一方、SAAでは、単にAWSのサービス名や機能を暗記するだけでは不十分です。
例えば、問題文に「可用性を高めたい」「コストを抑えたい」「運用負荷を減らしたい」といった要件が書かれている場合、それぞれの条件を満たすサービスや構成を選択する必要があります。
そのため、次のような理解が重要です。
- なぜこの問題では、このAWSサービスが正解になるのか
- ほかの選択肢では、なぜ要件を満たせないのか
- どのような条件が変われば、正解となるサービスも変わるのか
正解を覚えるのではなく、正解になる理由を理解する。
これが、SAAの学習で最も重要だと感じました。
使用した教材はPing-tのみ
今回、私がSAAの学習に使用した教材は「Ping-t」のみです。
Ping-tで問題演習を繰り返し、出題される問題を一通り解きました。
学習を進める中で、問題のレベルは最終的に10程度まで上げていました。
ただし、今振り返ると、問題を一通り解くことと、本番で安定して正解できる実力を身につけることは別だったと感じています。
問題を解いて正解しても、正解の理由を十分に説明できなければ、少し表現を変えられただけで迷ってしまうからです。
私の場合、Ping-tを使って合格することはできましたが、結果は730点でした。
そのため、これから受験する方には、問題を一周して終わりにするのではなく、間違えた問題や理解が曖昧な問題を何度も解き直すことをおすすめします。
約1か月の勉強で意識したこと
SAAは、1か月程度の学習期間でも合格を狙える資格だと感じました。
ただし、これは1か月勉強すれば誰でも合格できるという意味ではありません。事前知識や学習時間によって、必要な勉強量は変わります。
私が今回の学習で重要だと感じたのは、問題の答えだけでなく、その根拠まで理解することです。
特に意識したいのは、次の3点です。
① 正解の理由を説明できるようにする
正解した問題でも、たまたま当たっただけなら理解できているとは限りません。
なぜその選択肢が正解なのか、自分の言葉で説明できるかを意識すると、知識の定着につながります。
② 不正解の選択肢にも注目する
SAAでは、もっともらしい選択肢の中から、問題文の要件に最も適したものを選ぶ必要があります。
正解だけを確認するのではなく、ほかの選択肢がなぜ不適切なのかまで理解することが重要です。
③ 苦手な問題を繰り返し解く
一度解いた問題でも、時間が経つと忘れてしまうことがあります。
間違えた問題や、根拠を持って答えられなかった問題を繰り返し解き、知識を定着させることが大切です。
試験当日の手応えは「確実に落ちた……」
試験当日の手応えは、正直に言って最悪でした。
問題を解きながら「これは確実に落ちたな……」と感じていました。
自信を持って答えられた問題は、体感で5割にも満たなかったと思います。
もちろん、これはあくまで試験直後の主観的な感覚であり、実際の正答率を示すものではありません。
それでも、試験中に迷う問題が多かったことは事実です。
結果が出るまでは不安でしたが、最終的には730点で合格することができました。
この経験から感じたのは、本番で自信を持って答えられない問題が多くても、必ずしも不合格になるとは限らないということです。
ただし、ギリギリの合格だったからこそ、もう少し余裕を持って本番に臨めるように準備すべきだったと反省しています。
SAAには採点対象外の問題がある
SAAの試験には、採点対象となる問題のほかに、今後の試験で使用するかどうかを評価するための採点対象外の問題が含まれています。
AWSの公式試験ガイドによると、SAA-C03では採点対象の問題が50問、採点対象外の問題が15問です。どの問題が採点対象外なのかは、受験者には分かりません。
また、合格に必要なスコアは1,000点満点中720点です。
今回の試験では、採点対象外と思われる問題も難しく感じ、ほとんど正解できなかったような感覚がありました。
一方で、採点対象となる問題では、ある程度得点を拾えていたのかもしれません。
ただし、実際にはどの問題が採点対象外だったのか分からないため、これは合格後に考えた推測です。
採点対象外の問題を見分けようとするのではなく、すべての問題に真剣に取り組むことが大切です。
今振り返ると、Ping-tのレベル15〜20を目指すべきだった
今回の最大の反省点は、学習計画をもっと綿密に立てるべきだったということです。
私はPing-tの問題を一通り解き、レベル10程度まで進めた状態で本番に臨みました。
結果として合格できたものの、730点というスコアを考えると、十分な余裕があったとは言えません。
これからSAAを受験する方には、私の経験を踏まえて、Ping-tのレベル15〜20を目標に反復演習することをおすすめします。
もちろん、レベルの数字だけで合格が保証されるわけではありません。大切なのは、正解の理由を理解し、類似問題にも対応できる力を身につけることです。
私自身、もう少し早い段階から学習計画を立て、苦手分野の復習や問題の解き直しに時間を割いていれば、より自信を持って試験に臨めたと思います。
いきなりSAAではなく、先にCLFを取得したのもよかった
今回の学習では、SAAに挑戦する前にAWS Certified Cloud Practitioner(CLF)を取得していました。
これも、SAAの学習を進めるうえで役立ったと感じています。
CLFでは、AWSのサービスやクラウドの基本的な考え方を広く浅く学ぶことができます。
そのため、SAAの勉強を始めた際も、AWSに関する基礎知識がまったくない状態からスタートする必要がありませんでした。
SAAでは、サービスの特徴だけでなく、要件に応じて適切な構成を選択する力が求められます。
先にCLFで基礎を押さえておくことで、その後の学習に入りやすくなったと感じました。
もちろん、CLFの取得が必須というわけではありません。ただ、AWSの知識に自信がない方にとっては、段階的に学ぶ選択肢の一つになると思います。

これからSAAを受験する方へ
SAAは、約1か月の学習でも合格を目指せる資格だと、今回の経験から感じました。
ただし、私の結果は730点。合格ラインをわずかに超えただけです。
そのため、これから受験する方には、私と同じ勉強量で十分だと考えるのではなく、もう一段階上の準備をおすすめします。
特に意識してほしいのは、次の3点です。
- Ping-tの問題を一通り解いて終わりにしない
- 正解だけでなく、不正解の選択肢がなぜ違うのかも理解する
- レベル15〜20を目標に、苦手な問題を繰り返し解く
また、SAAは受験料の負担も大きく、不合格になると次の受験まで一定期間を空ける必要があります。そのため、できれば一発で合格したいと考える方も多いと思います。
だからこそ、単に問題数をこなすだけではなく、本番で初めて見る問題にも対応できる理解力を身につけることが重要です。
私のようにギリギリの合格にならないよう、ぜひ余裕を持って準備してください。
参考記事:1か月でSAAに合格するための勉強法
今回の合格体験を踏まえて、学習計画を逆算して進める方法についても記事にまとめています!
▼ これから学習を始める方は、こちらも参考にしてみてください。

以上、Ping-tを使って約1か月でAWS SAAに合格した体験記でした。



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