「このままSES・下請けIT企業で働き続けていいのだろうか。」
「もっと年収を上げたい。」
「上流工程に関わりたい。」
「ITコンサルや大手IT企業に興味があるけれど、自分の学歴や経験では難しいのではないか。」
社会人1〜4年目のITエンジニアで、そんな悩みを抱えている方は少なくないと思います。
私自身も、同じように悩んでいました。
私はごく普通の大学(法学部)を卒業し、2024年にIT企業へ入社しました。
大学でITを専門的に学んでいたわけではありません。
エンジニアとしてのキャリアをスタートした会社も、いわゆる大手企業ではありませんでした。
そこでPHPを使ったWebアプリケーション開発や、CMSによるWebサイト改修、Active Directoryを使った社内アカウント管理、Linux環境での運用などを経験しました。
仕事そのものに不満があったわけではありません。
むしろ、実務を通して多くのことを学ぶことができました。
それでも、仕事を続ける中で少しずつ考えるようになりました。
「このまま今の環境にいるだけで、自分の市場価値は本当に上がっていくのだろうか。」
そして、
「せっかくなら、もっと早い段階から成長できる環境に挑戦したい。」
そう考え、私は転職活動を始めました。
その結果、社会人3年目で大手IT企業への転職を実現しました。
この記事では、私がどのような環境からスタートし、なぜ転職を決意し、何を準備して、どのように転職活動を進めたのかをまとめます。
特に、次のような方に読んでいただきたい記事です。
- 社会人1〜4年目のITエンジニア
- SES・下請けIT企業で働いている
- 今より年収を上げたい
- このまま今の会社にいていいのか不安
- 上流工程に挑戦したい
- 大手IT企業に興味がある
- ITコンサルに興味がある
- でも「自分には無理」と思っている
私の経験が、これからキャリアを変えようとしている方の参考になればと思います。
私の転職前の経歴
まず、転職前の私がどのようなエンジニアだったのかを紹介します。
| 項目 | 転職前の私 |
|---|---|
| 学歴 | Fラン卒 |
| 新卒入社 | 2024年 |
| 職種 | システムエンジニア |
| 実務経験 | 約2年 |
| 開発経験 | PHP・Webアプリケーション |
| 運用経験 | CMS・Active Directory・Linuxなど |
| 資格 | 基本情報技術者、AWS認定資格など |
| 転職前の年収 | 約400万円 |
| 転職時期 | 社会人3年目 |
こう見ると、決して「エリートエンジニア」ではありません。
大学は法学部。
新卒で入った会社も大手IT企業ではありません。
実務経験もまだ数年です。
それでも転職できました。
IT業界を目指したきっかけ
そもそも、私は最初からエンジニアを目指していたわけではありません。
大学2年次にIT企業で長期インターンを経験したことがきっかけでした。
そこでシステム開発に関わり、自分が関わった機能が実際に使われ、業務効率の向上につながることに面白さを感じました。
また、論理的に物事を考え、それをシステムという形にしていく仕事が自分の性格にも合っていると感じました。
その経験から、新卒ではIT業界を志望しました。
新卒でITエンジニアになった
新卒ではIT企業に入社しました。
入社後は研修を経て、Web系の開発・運用業務に携わりました。
主に経験したのは、大きく分けて2つです。
PHPを用いたWebアプリケーション開発
電気自動車向けのナビゲーションWebサイトのデータ表示制御改修や、PHPのバージョンアップ対応などを担当しました。
開発からテスト、リリースまで一連の工程を経験しました。
既存システムの改修だったため、単純に新しいコードを書くのではなく、既存のコードを読み解き、影響範囲を確認しながら対応することが重要でした。
また、改修の中では、処理の重複や分かりにくい部分を整理するなど、可読性や保守性も意識していました。
Webサイト・社内システムの運用
もう一つは、CMSによるWebサイト改修やActive Directoryを利用した社内アカウント管理などです。
Linux環境での作業や、社内イントラサイトの運用にも携わりました。
開発だけではなく運用も経験したことで、
「システムは作って終わりではない」
ということを実感しました。
実際に使われ始めてから発生する問題や、運用上の負担まで考えることが重要だと学びました。
仕事をする中で感じた「このままでいいのか」
仕事には真面目に取り組んでいました。
担当した改修については、可読性・保守性・セキュリティを意識し、できるだけ後から保守する人が困らないコードを書くことを心がけました。
運用業務でも、指示された作業をそのまま行うだけではなく、
「もっと効率化できないか」
「同じミスを繰り返さないためにはどうすればいいか」
を考えるようにしていました。
実際に、手動入力に依存していた運用作業について、Excel関数を利用して自動補完できる仕組みを作ったこともあります。
その結果、1件あたり約5分かかっていた作業を約2分まで削減し、入力ミスもほぼなくすことができました。
こうした経験は、自分にとって大きな自信になりました。
一方で、別の問題意識も生まれました。
「もっと上流から仕事をしたい」
現職では、決められた仕様をもとに開発や運用を行う経験を積むことができました。
しかし、業務を続ける中で、
「なぜこの仕様なのか」
「そもそも別の方法はないのか」
「顧客にとって本当に最適な方法なのか」
というところまで考えて仕事をしたいと思うようになりました。
現職でも設計や改善に関わる機会はありましたが、要件や設計方針が決まった状態で仕事が下りてくることも多く、ビジネスの背景から考えて改善提案を行う経験には限りがありました。
だからこそ、
「もっと早い段階で、顧客に近い仕事を経験したい」
と考えるようになりました。
資格取得にも取り組んだ
転職を考えるようになってから、実務経験だけではなく、自分自身の知識も広げようと考えました。
そこで、業務外の時間を使って資格取得にも取り組みました。
特にAWSについては、単に資格を取ることを目的としたわけではありません。
実務を通して、
「技術を知っているだけではなく、要件や目的に合わせて最適な構成を考えられるようになりたい」
と感じていたからです。
AWS SAAの学習では、可用性・拡張性・セキュリティ・コストなどを考慮しながら、複数の選択肢から適切な構成を考える力を身につけました。
資格取得を通して、少しずつですが「実装する側」から「どう設計するかを考える側」へ意識が変わっていきました。

転職活動を始めた
準備を進めた後、実際に転職市場に自分を出してみることにしました。
ここで大切にしたのは、
「自分には無理」と最初から決めつけないこと
でした。
転職サイトやスカウトなどを利用し、自分の経験が市場でどのように評価されるのかを確認しました。
その中で、複数の企業から選考機会をいただくことができました。
大手IT企業やITコンサルティング企業など、これまでの自分なら「自分には難しい」と考えていた企業にも挑戦しました。
もちろん、すべての選考に通過したわけではありません。
書類選考で落ちた企業もあります。
面接で不合格になった企業もあります。
それでも、実際に市場に出てみることで、
「自分がどこまで通用するのか」
を知ることができました。
転職活動で意識したこと
私が特に意識したのは、資格の数をアピールすることではありません。
「これまでの経験から、何ができるのか」
を説明できるようにすることでした。
例えばPHPの開発経験についても、
「PHPを2年間経験しました」
だけでは終わらせません。
どのようなシステムだったのか。
自分はどこを担当したのか。
どんな課題があったのか。
どのように対応したのか。
結果として何が変わったのか。
ここまで説明できるように整理しました。
運用経験についても同じです。
「運用保守を経験しました」ではなく、
「手作業だった業務を改善し、1件約5分から約2分まで短縮した」
というように、できるだけ具体的にデータを用いて説明しました。

ITコンサルに興味を持った理由
転職活動を進める中で、ITコンサルティングというキャリアにも興味を持つようになりました。
理由は、単純に「コンサルという肩書きが欲しかった」からではありません。
これまでの開発・運用経験を活かしながら、もっと顧客に近い場所で仕事をしたいと考えたからです。
技術だけではなく、
- 顧客が何に困っているのか
- なぜその問題が起きているのか
- どうすれば業務を改善できるのか
- どのようなシステムにすればよいのか
まで考えられる人材になりたいと思いました。
将来的には、技術とビジネスの両方を理解し、全体最適の視点から改善をリードできるITコンサルタントを目指しています。
そして、大手IT企業の選考へ
転職活動を進める中で、大手IT企業の選考機会をいただきました。
正直に言えば、最初から「自分なら絶対に受かる」と思っていたわけではありません。
むしろ、
「自分の経験で本当に評価されるのだろうか」
という不安はありました。
私の経歴は、
- 法学部卒
- IT実務経験は約2年
- PHP開発
- CMS・Active Directoryなどの運用
- AWS・基本情報などの資格
- 下請けIT企業での経験
というものです。
それでも、自分がやってきたことを一つずつ整理し、面接で伝えられるように準備しました。

面接で聞かれたこと
実際の面接では、単純な志望動機だけではなく、これまでの実務についてかなり具体的に質問されました。
例えば、
- 現在の仕事内容
- PHP開発の担当範囲
- サーバーやデータベースの構成
- PHPのバージョンアップ対応
- 実装時に意識していること
- Active Directoryの業務内容
- 改善した経験
- チームで苦労した経験
- 強み・弱み
- 転職理由
- なぜ今転職するのか
- なぜ弊社なのか
- 将来どのようなエンジニアになりたいのか
- 生成AIをどう活用するか
などです。
特に感じたのは、
「資格を持っているか」だけではなく、「実務で何を考えて仕事をしてきたか」が見られている
ということでした。

最終的に転職を実現
転職活動では複数の企業を受けました。
中には内定をいただいた企業もありました。
その中で最終的に私が選んだのが、大手IT系総合コンサルティングファーム企業です。
企業名は伏せさせていただきますorz…
2026年7月、私は新しい環境でエンジニアとしてのキャリアをスタートしました。
もちろん、転職したからといって突然すべてができるようになるわけではありません。
むしろ、これから覚えることの方が多いと思っています。
ただ、一つ確かなことがあります。
「自分には無理だ」と決めつけずに挑戦したことで、キャリアの選択肢を広げることができた。
これは、私自身が転職活動を通して実感したことです。
私が転職できた理由
振り返ってみると、特別な才能があったわけではありません。
私がやったことは、主に次のことです。
1. 実務経験を積んだ
PHP開発、Webサイト改修、運用保守、Active Directoryなど、実際の業務を通して経験を積みました。
2. 業務外でも学習した
AWSや基本情報など、実務を補完するための知識を身につけました。
3. 自分の経験を言語化した
「何をやったか」だけではなく、「なぜやったか」「どう改善したか」まで説明できるようにしました。
4. 転職市場に出てみた
自分で可能性を決めつけず、実際に企業から評価してもらいました。
5. 挑戦を続けた
すべての企業に受かったわけではありません。
それでも選考を受け、改善し、次の企業へ挑戦しました。
「SESだから」「学歴がないから」で諦めなくていい
もちろん、誰でも大手企業やITコンサルに転職できるとは思っていません。
実務経験やスキル、企業との相性など、さまざまな要素があります。
私自身も、すべての企業に評価されたわけではありません。
それでも、
SES・下請け企業にいることや、大学名だけで、その後のキャリアが決まるわけではない
ということは、自分自身の経験から伝えられます。
大切なのは、
「今どこにいるか」
だけではなく、
「これから何を積み上げるか」
だと思っています。
これから年収を上げたい若手エンジニアへ
もし今あなたが、
「今の会社では給料がなかなか上がらない」
「SESから抜けたい」
「もっと上流の仕事をしたい」
「大手IT企業やITコンサルに挑戦したい」
と思っているのであれば、いきなり退職する必要はありません。
まずは自分の経験を整理してください。
そして、自分と同じくらいの経験を持つ人が、どのような求人に応募できるのかを調べてみてください。
資格が必要なら勉強する。
足りない実務経験があるなら、今の仕事でできるだけ経験する。
そして準備ができたら、一度転職市場に出てみる。
転職するかどうかを決めるのは、それからでも遅くありません。
私自身も、最初から転職先が決まっていたわけではありません。
市場に出て、自分がどこまで通用するのかを確かめたことが、キャリアを変える最初の一歩でした。
このサイトで発信していくこと
このサイト「ITキャリア逆転戦略」では、私自身の経験をもとに、20代・社会人1〜4年目のITエンジニアに向けて情報を発信していきます。
特に、
- SES・下請けIT企業からの転職
- 20代ITエンジニアの年収アップ
- 大手IT企業への転職
- ITコンサルへのキャリアチェンジ
- AWSなどの資格取得
- 転職活動の進め方
- 職務経歴書・面接対策
- AIを活用した転職活動
について、実体験を交えながら紹介していく予定です。
私自身も、まだキャリアの途中です。
だからこそ、これからキャリアアップを目指す方と同じ目線で、実際に経験したことを発信していきます。
最後に
私は、最初から恵まれたキャリアを歩んできたわけではありません。
法学部を卒業し、ITエンジニアになり、下請けIT企業で経験を積みました。
そこから資格を取得し、実務経験を積み、自分の市場価値を確かめながら転職活動を進めました。
そして、社会人3年目で新しい環境へ挑戦することができました。
だからこそ、今の環境に悩んでいる若手ITエンジニアに伝えたいことがあります。
今の会社が、あなたのキャリアのゴールとは限りません。
学歴も、会社名も、現在の年収も、これまでの環境も、これからの努力によって変えていくことができます。
もちろん、簡単ではありません。
私も不安でした。
何度も選考に落ちました。
それでも、自分の可能性を自分で決めつけずに動いたことで、少しずつ選択肢を広げることができました。
もし今、
「このままでいいのかな」
と少しでも感じているなら、まずは自分の市場価値を知るところから始めてみてください。
転職するかどうかを決めるのは、その後で構いません。
このサイトが、あなたが次の一歩を踏み出すためのきっかけになれば嬉しいです。
ITエンジニアのキャリアは、これまでの経歴だけで決まらない。
私は、自分自身の経験を通してそう考えています。


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